赤ちゃんのしゃっくり、可愛いのですが長く続くと少し苦しそうにも感じますし心配になりますよね。
しゃっくりは、赤ちゃんが生まれてから幼児期にかけてよく見られる現象です。ほとんどの場合、しゃっくりは無害で、赤ちゃんには大きな害を及ぼしません。
では、なぜしゃっくりが起きるのか、それをどのように対処すれば良いのか、を詳しく紹介いたします。
目次
赤ちゃんのしゃっくりとは?
新生児や乳幼児期の赤ちゃんがしゃっくりをすることは、よくあることです。
しゃっくりの原因や、赤ちゃんがどのように感じているのか気になりますよね。
この記事では、赤ちゃんのしゃっくりについて詳しく解説し、その原因、特徴、対処法について説明します。
しゃっくりの特徴
しゃっくりは、通常、横隔膜(胸部と腹部を分ける筋肉)の収縮によって引き起こされ、それに続く呼吸の中断が特徴です。しゃっくりは通常、キュッという音と軽い不快感を伴います。
赤ちゃんのしゃっくりの特徴です。
1. 反射的な動作: 赤ちゃんのしゃっくりは、反射的な行動です。赤ちゃんはしゃっくりを意識的に制御することはできません。したがって、しゃっくりは赤ちゃんにとって予測不可能であり、出てきたら収まるまで待つ必要があります。
2. 頻度: 赤ちゃんのしゃっくりは、個体差がありますが、通常、日に何度も発生します。しゃっくりの頻度は、個々の赤ちゃんによって異なり、一日に数回から数十回に及ぶことがあります。
3. 無害: ほとんどの場合、赤ちゃんのしゃっくりは無害であり、痛みや不快感を伴うことはありません。赤ちゃんはしゃっくりが起こっても、通常の活動を続けることが多いです。
うちの子のしゃっくりはこうだった。
うちの子はとてもしゃっくりが多かったように思います。
一番はじめに見たときは驚いて、あまりにも長く続くので検索魔になり友達に相談したりもしました。
じつは、お腹の中にいるときからしゃっくりが多かったんです。
新生児期は一日に数回、長い時は30分以上しゃっくりしていましたよ。
よく笑うようになってからはなぜか、大笑いしたタイミングでしゃっくりがでることも多かったです。
赤ちゃんのしゃっくりの原因
赤ちゃんのしゃっくりの原因は複数あり、複雑な要因が組み合わさって発生することがあります。赤ちゃんのしゃっくりの主な原因はいくつかあります。
1. 神経系の未熟さ: 赤ちゃんは生まれたばかりの段階で神経系が未熟であり、しゃっくりが起こりやすい状態にあります。特に横隔膜や関連する神経の発達が進行中で、反射的な収縮が頻繁に発生します。
2. 飲み込みや呼吸の練習: 赤ちゃんは生後間もなく、飲み込みや呼吸の練習を始めます。この練習はしゃっくりを引き起こす可能性がある反射的な動作を含みます。
3. 間欠性拡張食道症状(GER): 一部の赤ちゃんは、胃から食道に胃酸が逆流する間欠性拡張食道症状(GER)を経験します。この胃酸の逆流がしゃっくりを引き起こす原因となります。
4. 乳児のストレスや刺激: 赤ちゃんは新しい環境や刺激に対して敏感であり、これらの要因がしゃっくりを誘発することがあります。ストレスや刺激に反応してしゃっくりが起こることがありますが、これは一般的には無害です。
赤ちゃんのしゃっくりの対処法
赤ちゃんのしゃっくりが発生した場合、多くの場合は特に問題はありません。
冷静に対処することが大切です。赤ちゃんのしゃっくりを和らげるための対処法をご紹介します。
1. 待つ: ほとんどの場合、しゃっくりは自然に収まります。赤ちゃんがしゃっくりをしているときは、焦らず待ちましょう。しゃっくりが数分から数十分続くこともありますが、通常は長時間続くことはありません。
2. 授乳: しゃっくりが続く場合、授乳をしてみるのもいいでしょう。食事中にしゃっくりが起きることが多いため、授乳によってしゃっくりが収まることがあります。母乳やミルクが胃の内容物を希釈し、しゃっくりを収めるのに役立つことがあります。
3. バーピング: 赤ちゃんのしゃっくりは、ガスが原因である場合があります。バーピング(ガスの排気を促進するために背中をトントン叩くことや背中をさすること)を行うことでしゃっくりが止まることもあります。背中をさすることで、赤ちゃんのリラックスを助け、しゃっくりの頻度を減少させることができます。
4. しゃっくり止めの薬に注意: 赤ちゃんにしゃっくり止めの薬を与えることは避けるべきです。赤ちゃんのしゃっくりは通常無害であり、薬を使用する必要はありません。しゃっくり止めの薬は新生児に対しては安全でない場合があり、医師の指示なしに使用しないようにしましょう。
5. 環境を静かにする: 赤ちゃんがしゃっくりを引き起こす可能性がある刺激的な環境を避け、静かで安定した場所で過ごすように心がけましょう。明るい照明や騒音の多い場所ではなるべくしゃっくりが収まりにくいことがあります。
しゃっくりの予防策
しゃっくりを予防するために、できることを紹介します。
1. 食事のペースを調整: 赤ちゃんに食事をゆっくりと食べさせ、急いで飲ませないようにしましょう。食べる速度を適切に調整することで、しゃっくりの発生を減少させることができます。
2. フィーディングポジション: 赤ちゃんを授乳する際に、適切な姿勢を確保しましょう。適切なポジションで授乳することで、胃の圧力が適切に調整され、しゃっくりのリスクを減少させます。
3. ストレスの軽減: 赤ちゃんがストレスを感じることなく、リラックスした状態で過ごすように心がけましょう。静かな環境、愛情、安心感がしゃっくりの予防に役立つことがあります。赤ちゃんの日常的なスケジュールを一貫して維持し、予測可能な環境を提供することも役立つかもしれません。
しゃっくりが続く場合は医師に相談
ほとんどの場合、赤ちゃんのしゃっくりは無害であり、自然に収まります。しかし、しゃっくりが異常に頻繁に発生したり、長時間続いたりする場合には、医師に相談することが重要です。
しゃっくりが他の病気の兆候である可能性があるためです。
まとめ
赤ちゃんのしゃっくりは、多くの場合、無害であり、冷静に対処することが大切です。
しゃっくりが発生しても焦る必要はありません。
しゃっくりは成長の一部であり、ほとんどの場合、赤ちゃんが大きくなるにつれて自然に収束します。
長く続く場合や、あまりにも頻度が多い場合は一度医師に相談してみるのもいいと思います。
赤ちゃんの様子をよく観察してあげてくださいね。